ご入学、おめでとうございます。
この春、ぴかぴかのランドセルを背負って、小学校に通い始めた子どもたちがいます。あの大きなカバンを背負った後ろ姿を見送りながら、胸がいっぱいになった親御さんも多いのではないでしょうか。
おめでとう、よかった、頑張れ——
そう思いながら、どこかに小さな心配を抱えている。それこそが子育てというものだと、私は思っています。
「ちゃんとやれるかな」
入学前後、一番多くいただく言葉です。
でもよく聞いてみると、「ちゃんと」の中身は、お子さんのことではなく、親御さん自身への問いかけであることが多い。
ちゃんと送り出してあげられたか。
ちゃんと準備できたか。
ちゃんとした親でいられているか。
子どもよりも先に、親が「これでいい?」と問い続けているのではありませんか?
まぁはすにも新しい顔がやってきました。
緊張して入り口で固まる子、
初日からのびのびと走り回る子、
黙って部屋の隅から様子を見続ける子。
どの子も、自分なりのペースで、新しい場所を確かめています。
そしてそれは、連れてきた親御さんも同じようです。
みなさん、顔には出さないけれど、「ここで、本当にわが子が健やかに成長できるのか?」と、心の声が、私にはよく聞こえます(笑)
ここで少し、まぁはすのことをお話しさせてください。
私たちが大切にしていることは、一言で言うと「まだ見えていない才能(可能性のタネ)に、水と光を注ぐこと」です。
どの子にも、まだ本人も、親御さんも、誰も気づいていない『潜在能力』があります。これは社会に出てからも同じです。
自分の知らない自分。
それは、静かな午後にぼーっとしているときに、ふと顔を出すこともある。
床でゴロゴロしながら、天井を見上げているときに、芽を出すこともある。
だからまぁはすでは、そういう時間を否定しません。
ぼーっとしていてもいい。ゴロゴロしていてもいい。子どもが自分のペースで息をしていられる「余白」を、大切に守っています。
でも、それだけではありません。
プログラムが始まったら、
最後までやり切る。
集中して、自分の全部をそこに注ぐ。
わからないことを放置しない。
まぁはすはそれを求めます。
さらに、
人の目を見て、元気に挨拶をする。
靴を揃える。
背筋を伸ばして、相手に向き合う。
どれも、社会に出たら「できて当たり前」のことです。
でも、残念ながら、この「当たり前」を入学前のお子さんに教えている親御さんも、子育てに従事されている幼稚園や保育園の方々もいません。
これまで、12年間運営していますが、残念ながら、そのようなお子さんを私は見たことがないのです。これほど、社会に出たら求められることなのに、どうして教えないのでしょうか?
だからこそ、まぁはすでは外部講師のみなさんにもご協力をいただきながら、チーム一丸となって教えます。
それが、子どもの背骨をつくると私は信じています。
そしてもう一つ、まぁはすが大切にしていることがあります。
「三方よし」という考え方です。
自分だけがよければいいのではなく、相手もよく、周りもよくなるように行動する。これは、商売の世界の言葉ですが、人として生きていく上で、とても大切なことだからです。
まぁはすの永久アドバイザーでもある、故ロイス・クルーガー氏が来所した時に、子どもたちにも理解ができるように教えてくださいました。

Happy Happy YOU,
世界に「7つの習慣プログラム」を広めたフランクリン・コビー社共同創業者 故ロイス・クルーガー
Happy Happy ME,
Happy Happy ALL.
今年入った1年生でさえも、一発で覚えました。
この精神を伝えるのは、私や講師だけではありません。
先に入所した先輩の子どもたちも、一緒に後輩を育てていきます。チーム全員で、一人ひとりの子どもを導いていく。それがまぁはすの形です。

余白と規律。自由とやり切る力。そして、人を思いやる心。
この三つが揃ったとき、子どもは大人になっても、対人関係に悩まず、自分の才能を思う存分に発揮できると、私は信じています。
きっと、そんなまぁはすだからこそ、子どもたちが「ここは、子どもの聖域」と呼ぶのだと思います。
ご入学おめでとうございます。あなたのお子さんの中にある、まだ見ぬ才能に出会える日を、まぁはすのチーム全員で楽しみにしています。


