学校や習いごと先などで、
「間違えたらどうしよう」
「失敗したくない」
と強く感じてしまう子がいます。
ー クラスの友だちはどう思うかな。
ー バカにされたら嫌だな。
ー 笑われたら怖いな。
そんな気持ちが、心の中で大きくなってしまうのです。
そんな不安が心の中で大きく膨らんで、一歩が踏み出せなくなってしまう。 実は、こうした「失敗への怖さ」の背景には、お子さんがこれまでに出会ってきた小さな経験の積み重ねがあるのかもしれません。
なぜ「失敗」を恐れるようになってしまうのか
それは、保育園や幼稚園で、大人や友だちが放った何気ない言葉に、子どもが敏感に反応してしまったことが考えられます。大人にとっては些細な出来事でも、子どもは、心の深いところでキャッチしてしまうことがあります。
- うまくできなかった時
- 思いがけない行動をした時
- 大人の期待と違うことをした時
そんな瞬間に、ふと投げかけられた否定的な言葉や、からかい、あるいは恥ずかしい思いをした経験。
子どもは大人の言葉や表情を、そのまま「自分の価値」だと思って受け取ってしまうことがあるのです。

「顔色」の裏に隠された、本当の気持ち
こうした経験が続くと、子どもは無意識のうちに「心の守り方」を覚えます。防衛反応が敏感になります。
「どうしたら怒られないかな?」
「どうしたら笑われないかな?」
いつの間にか周りの顔色を優先するようになり、
「本当はこうしたい!」
「やってみたい!」
などという挑戦の芽を、そっと心の奥にしまい込んでしまうのです。
その結果、「これくらいでいいや」「どうせできないし」と自分で自分に限界を作ってしまい、本来持っている素晴らしい力を伸ばしきれなくなってしまう……。これは、本当にもったいないことだと思うのです。

失敗した時こそ、最高の「ギフト」を
だからこそ、お子さんが失敗した時、思い通りにいかなかった時こそ、大人の出番です。 その瞬間にかけられる言葉が、お子様の心のバリアを解く鍵になります。
「大丈夫だよ。」
安心できる言葉の積み重ねが、お子様の心を守り、再び立ち上がる勇気を育てます。

<まとめ>
子どもは、
認めてもらえた分だけ、勇気を持てる。
笑われなかった分だけ、挑戦できる。
馬鹿にされなかった分だけ、自分を信じ、他者を信じ、この世界を『優しい場所』として歩んでいけるようになる。
子どもとは、とても純粋で愛おしい存在です。
学校で不安を感じているお子さんがいたら、まずは「どんなあなたでも大丈夫」という安心のベースキャンプを、その子と一緒に作っていけますように。


