
逆風を力に変えて、
自分の人生を「快走」する君たちへ。
ピカピカの1年生。 新しい環境、新しい友だち、そして未知の学び。戸惑いとワクワクが入り混じる中で始まった学校生活は、奇しくもコロナ禍による「一斉休校」という、誰も経験したことのない試練からのスタートでした。
朝から元気いっぱいの子どもたちを受け入れ、ワイワイガヤガヤと勉強し、体を動かし、遠足に出かける。 先輩たちの背中を追いかけて「楽しい!」「いろんなことをやってみたい!」と目を輝かせ始めた子どもたちの姿は、私たちにとっても希望そのものでした。
「まぁはす」存続の危機と、保護者の皆様の絆
しかし、私たちの歩みは決して平坦ではありませんでした。
近隣からの「うるさい」という厳しいお声、大家さんからの退去要請、そして行政からの「やめたほうがいい」という言葉……。
一時は、まぁはすを閉じることも真剣に考えました。
そんな絶望の淵で、私たちを支えてくださったのは保護者の皆様でした。
「続けてほしい」
その一言から始まり、お忙しい中で時間をやりくりし、力を合わせて移転先を探し、区役所へ陳情書を届けてくださった。
皆様が示してくださった行動によって、私たちは「まぁはす」が存在する真の意義を知らされました。
「子どもの成長を真剣に考えている」
「プロ中のプロの講師陣が揃っている」
「個別の課題解決に伴走してくれる施設だ」……。
寄せられた、たくさんの温かいメッセージを読み、何度涙したかわかりません。皆さまの信頼があったからこそ、今のまぁはすがあります。
受験という「きっかけ」の先にあるもの
3年生頃から「中学受験」の二文字が聞こえ始め、4年生になると多くの子どもたちが塾へと基軸を移していきました。
その中で、先日、合格を知らせに玄関へ飛び込んできた子の「がんばったよ!」という弾けるような笑顔は、本当にかっこよかった。
しかし、受験はゴールではありません。
それは、これから自分の人生を歩んでいくための「きっかけ」の一つに過ぎないのです。 広い社会に出れば、自分の力ではコントロールできないことがたくさん起きます。良いこともあれば、悪いこともある。(中国の古い教えには「陽極まれば陰となる。陰極まれば陽となる」)
だからこそ、人生は楽しいのです。
「視座を高く、思考を深く、姿勢は低く」
休校中、私たちは「子どもの成長は止めない!」と掲げ、全力で駆け抜けました。
- 本物の体験: 美術館、赤坂御所、ニューオータニなどへの訪問。
- 挑戦する心: 東京タワー600段登り、ランチづくり、チームビルディング。
- 自然への畏敬: ハイキング、海水浴、足元に咲く草花との対話。
- 親を助ける:ランチづくり、買い出し、掃除。
これらの体験は、すべて「視座を広げ、社会を知る」ための種まきでした。 一人ではない、みんなで力を合わせるからこそできることがある。その実感こそが、君たちの「一生モノの武器」になります。
大切なのは、自分の才能を「目の前の人の幸せ」のために使うことです。
人が幸せを実感できる時ー
それは、目の前の人の喜ぶ顔を見たとき、心の底から湧き起こってくる。
自分さえ良ければいいという考えの先に、本当の歓喜もなければ、成功もありません。
卒業、おめでとう!人生に幸あれ
これからも、きっといろんなことが起きるでしょう。 もしも、想定外のことが起きたら、その出来事を恨まず、嘆かず、しっかりと前を向いて、どうやったらクリアできるかを考え、いろいろ試してみてください。
「視座は高く、思考は深く、そして姿勢は低く」
多くの人の力を借りながら、そして感謝を忘れずに、素晴らしい人生を切り拓いていってください。
まぁはすは、いつまでも君たちの「心の故郷」であり続けます。
卒業おめでとう。
君たちの未来に、幸多からんことを!


