素直になれない、すべての子どもたちへ
今日は母の日ですね。皆さんは、最後に「ありがとう」と口にしたのはいつでしょうか。 特に多感な小学生の時期、毎日顔を合わせるお母さんに対して、照れくさくて素直になれないのは、ある種の子どもの特権かもしれません。しかし、心の中には間違いなく、言葉にできない温かい想いが眠っています。 以前、子ども教室まぁはすでは、母の日に向けて「お母さんへの日頃のお礼」を綴るお手紙を書く時間を設けました。これが、ある家庭に小さな、しかし確かな奇跡を運んできてくれました。
涙で濡れた手紙と、始まった「ミッション」
数日後、教室にやってきた子どもたちが、少し得意げに、そして少し驚いたような顔で教えてくれました。 「先生、昨日お手紙渡したらね、お母さん泣いちゃったんだよ」 「僕のお母さんも、ずっと読んでて目が真っ赤だった」 普段、当たり前のように食事を作り、洗濯をし、自分を支えてくれているお母さん。その存在を「当たり前」だと思っていた子どもたちにとって、自分の拙い言葉が、大好きなお母さんの心をこれほどまでに揺さぶったという事実は、強烈な成功体験となりました。
そこで私は、子どもたちに一つの「ミッション」を授けました。 「今日から毎日、お母さんに10回『ありがとう』を伝えてごらん」
最初は「えー、10回も?」「何を言えばいいの?」と戸惑っていた子どもたちでしたが、「ご飯を作ってくれてありがとう」「靴を並べてくれてありがとう」「笑ってくれてありがとう」……何でもいいから見つけてごらんと伝えると、彼らは自分たちの「宝探し」を始めました。
2ヶ月後、家庭に届いた「凪」
それから2ヶ月が過ぎた頃、あるお母さんから、少し照れくさそうな、でも弾むような声で連絡をいただきました。 「最近、あの子がことあるごとに『ありがとう』って言ってくれるんです。なんだか、くすぐったいけど……本当に、嬉しいものですね」
驚くべきは、変化はお母さんだけではなかったことです。子どもたちからも、こんな声が聞こえてくるようになりました。 「最近ね、お母さんが怒る回数が減ったんだ!」 「家の中が、なんだか明るくなった気がする」
これは魔法ではありません。「徳性」という名の心の筋トレの結果です。子どもが感謝を言葉にすることで、お母さんの自己肯定感が満たされる。満たされたお母さんは心に余裕ができ、子どもを優しく見守ることができる。そんな「感謝の循環」が、まぁはすの提案した小さなきっかけから生まれたのです。
本物の体験は、食卓から始まる
まぁはすが目指すのは、テストの点数を上げることだけではありません。 「ありがとう」の一言で、大切な人の心を温めることができる。自分の言葉には、世界を変える力がある。その確信こそが、AI時代を生き抜くために必要な「人間力」の根源です。
経済的な理由や不登校で、こうした「心の学び」の機会を失っている子どもたちがいます。私たちは今回のクラウドファンディングを通じて、一人でも多くの子どもに、こうした「人生の根っこ」を育てる体験を届けていきたい。 母の日の今日、皆様の温かいご支援が、どこかの家庭に新しい笑顔を咲かせる種になります。
https://camp-fire.jp/projects/937770/preview
#横浜市 #貧困 #不登校 #子ども支援 #社会課題


