皆さん、こんにちは。 子育てについて、こんな言葉を耳にすることはありませんか?
「子育てには、本当にお金がかかる…」
「子どもと、どう関わっていいのか分からない…」
「自分の人生を楽しみたいから、子どもはまだ…」

子育ては、時間もお金もかかる「コスト」であり、「悩み」の種。
そんな風に感じてしまう瞬間は、誰にでもあるかもしれません。
先日、あるビジネス交流会で「資産形成に興味はありますか?」と話しかけられました。 私が「はい、まさに今、人生最大の『資産形成』に取り組んでいるところです」と答えると、相手の方はとても驚いた顔で尋ねました。
「えっ…?
子育てと資産形成が、どう結びつくのですか?」
無理もない反応かもしれません。
でも、私たちは、子育てこそが人生で最も価値ある「未来への贈り物」を育むことだと、心から信じています。
少しだけ、5年前のことを思い出してみていただけますか?
社会全体が目に見えない新型コロナウイルスの恐怖に覆われ、子どもたちの活動も大きく制限された、あの頃のことをー
子どもたちは、学校にも行けず、友だちにも会えず、子どもたちの心から笑顔が消えかかっていた時のことをー
まぁはすでは、「子どもたちの成長を止めてはならない」と、声をあげ、友人や知人たちに声をかけ、さまざまなプログラムを提供しました。
その一つが、毎日行った「青空教室」です。
子どもたちを近くの森へ連れて行きました。
太陽の下、土の匂いを感じながら、みんなで体を動かし、国語や算数、理科を学びました。 大人が不安な顔をしていては、子どもたちの心は曇ってしまうのです。
私たちはただ、子どもたちの「生きる力」そのものを信じ、とにかく免疫力を上げるために何をすればいいのか。どうやって学習の穴を埋めればいいのかを考えていました。
なんて、生き生きとしている子どもたちなのでしょうか!
やがて、学校が再開した時、先生方がとても驚いて、こうおっしゃいました。
「まぁはすの子どもたちは、なんて元気で意欲的なんでしょう。
表情も豊かで、学習する姿勢もきちんと身についていますね」と。
いかがでしょうか。
もしも、目先だけを考えていたら、きっとこのようなお声をいただくことはなかったでしょう。
あるいは、日々、目先のテストの点数や、「大変さ」だけに目を向けていると、私たちは大切なことを見失ってしまうかもしれませんのではありませんか?
もしも、子どもの人生を“長い時間軸”で見ることができたならー
まぁはす流「先行投資型の子育て」
幼い頃に、人を思いやる心、困難に負けないしなやかな心、そして、自分を信じ、他者のために自分の能力を発揮できる力の「土台」を築いてあげること。
これこそが、最高の「先行投資」だと、私たちは考えています。
この「心の資産」さえあれば、子どもはきっと、これからの長い人生で人間関係に深く悩むことなく、自分の能力を伸び伸びと発揮して幸せな道を歩んでいけるはずです。
私たち親が、子どもに残せる本当の財産。
それはお金やモノではなく、どんな時代になろうとも、たくましく、そして優しく生き抜いていける「心の根っこ」だと思うのです。
そして、そのような子どもを育てることが、人生で最も価値のある「資産形成」だと、私たちは胸を張って言いたいのです。
人生は、運任せのギャンブルではありません。
子どもたちの未来のために、今日、私たちがまく一粒の種が、やがて豊かな実りをもたらすと信じています。


