「類は友を呼ぶ」とは本当ですね。
一昨日ご紹介した西野さんもそうですが、私の周りには、既存の枠組みから飛び出して、子どもたちのために新しい道を切り拓こうとする、情熱あふれる方々との出会いが増えてきました。
今日は、熊本でオルタナティブスクール「Wing School」を運営されている、田上校長(善さん)とお話しする機会をいただきまし
た。ホームページはこちら↓
善さんは、元公立中学校の先生。 かつては学級崩壊を経験するなど、たくさんのご苦労をされたそうです。しかし、そこで諦めず、全国の素晴らしい先生方を訪ね歩き、生徒一人ひとりの個性を輝かせる教育を実践されてきました。
そんな善さんが、なぜ安定した立場を離れ、新しい教育の場を創ったのか。 私の心をくすぐりました。善さんをご紹介してくださったY先生は、「あなたとよく似た人がいるから、連絡してご覧」とおっしゃったのです。何しろ、恩師からも上司からも「宇宙人」だと言われてきた私に似ている人が、本当に世の中にいるのかなと、とても興味を持ちました。
善さんは、こうおっしゃいます。
「子どもは本来、広い海を勢いよく泳ぐ魚や、大空を悠々と飛ぶ鳥のような、無限の可能性を持っています。それなのに、自分に合わない窮屈な水槽や鳥かごの中で、その力を発揮できずにいるとしたら、本当にもったいない」

このブログを読んでくださっているお父さん、お母さん。
お子さんは、どんなに素敵で、力強い”翼”や”ヒレ”を持っているでしょうか?
子どもたちが自分らしく輝くために必要なのは、点数で測れる能力だけではない。
善さんは、「感性」「知性」「創生」の3つが大切だとおっしゃいます。
美しいものに心から感動できる「感性」。
知識を詰め込むだけでなく、物事の本質を探求し、工夫する「知性」。
そして、自分の力を信じ、新しいものを生み出す「創生」の力。
それは、私たちがまぁはすで育みたいと願う「感性(感じる心)」「徳性(思いやりの心)」「知性(考え実行できる力)」と、とてもよく似ていました。
そんな善さんが、一つ褒めてくださったことがあります。
まぁはすの子どもたちが発案し、作り上げた親御さん向けの子育て家庭教師アプリ「ゆかいな子育て塾」のことです。
「実は、親御さんと向き合うのは苦手なんだよね」と、善さんは少し照れながら笑います。 その気持ち、私もよく分かります。
Enjoy challenging
しかし、私たちは、子どもたちが「やりたい」とか、誰かのために「やってほしい」という優しさや思いやりが芽生えたことは嬉しかったのです。たとえ、私が苦手意識を持っていたとしてもー
「苦手なことはやらない」のではなく、「苦手だとしても、誰かの役にたつならばやる。たとえ、それが世界でたった一人の人のためであろうとも」。
一人では無理でも、仲間とならば乗り越えられることはたくさんあります。さらに、自分の力を誰かのために使い、誰かの笑顔を見ることが、どれほど自分自身にとって大きな喜びになるかということを実感してほしいなとも思いました。
ただ、私は、それを決断するには、相当な時間がかかりましたけどね(笑
そんな試行錯誤をしている大人の姿は、感性豊かな子どもたちの目にはしっかりと焼きついていることでしょう。
後から振り返った時に、あんな大人もいたなって、笑ってもらえればそれでいい。
善さんは「教育界」から、私たちは「社会」から。 アプローチは違えど、子どもたちを観る目は同じでした。

すべての子どもたちが、ひとりひとりが自分らしく輝く新しい時代を築いていけるように、教員を育て、「学校」を変える!
この素晴らしいご縁が、これからどんな未来に繋がっていくのか。 どうぞ、ご期待ください。


